日焼けどめが溶け落ちる

タイ中心旅行記ブログ

バンコクで生理不順のお薬をもらう

f:id:migiwaaan:20151207090332j:plain 上の画像は「円」ではない。7,614「バーツ」。すなわち約26,000円である。問診・内診・尿検査に薬を処方されこのお値段。どうですか奥さん。 保険適用で、支払いはおそらくゼロである。おそらく。「生理不順」というのが慢性的な疾患と判断されなければ、である。 また、妊娠を強く望んでいる人が同じ内容の治療を受けた場合、保険適用外になる可能性が高い。不妊治療は経済的圧迫との戦いでもある。この辺りもうちょっとなんとかならんのか?日本のおエラい方々よ〜〜。

私の話に戻る。

保険の担当者が読まないことを願いつつ書くが、私の生理不順は10代の頃からである。「28日周期」など、この20数年の間に数えるほどしかない。特売でお得用ナプキンを買う。次の生理まで数ヶ月あく。在庫があることを忘れまた買ってくる…。結果、家中ナプキンだらけになる、そんなことが何度もあった。色々試したが効果が薄く、最近はもうどうでもよくなっていた。

「さっさと病院行け!」という良い友人達の暖かい忠告に背中を押された。もう1つ、大きなきっかけは「生理が来ないと痩せない」という感覚。 体が重い。朝から晩までお腹全体がもったりしている。常に便秘気味。胸も常に張っていてブラが窮屈である。体重はそれほど変わらないのだが、猛烈に太ってしまったような不快感。寝込むほどではないが何だか疲れる。これが2ヶ月以上続いていた。女性ならわかるであろう、生理終了直後の、あの壮快感。あれを長らく味わえていない。

バンコク病院に行くことにした。同じく日本人がよく行くサミティベート病院とともに、バンコク・ドゥシット・メディカル・サービシーズという大手私立病院グループの1つである。 www.bangkokhospital.com

選んだ理由は簡単、私に関するデータが揃っているから。この病院で年に1度健康診断を受けているのである。昨年、健康診断で再検査を通知された。その時に担当してくれた産婦人科のタイ人医師が美人で聡明で、明るかったから。 残念ながら今回はその医師とは別の方だった。ただしタイミングがよかったらしく途中から「専門医」が見てくれることになった。化粧っ気がなく中華系の若い女医。「生理不順の専門医!?」と聞くとそうではない、「不妊治療」の専門医だと言う。ちょっと違うけど、大きくみると合ってるからいいか。しかし、保険が気になる。不妊治療は保険適用外だ。(結局この日何も払わず帰ったがあとで請求される可能性あり)

内診を待つ間、タイ人通訳さんと世間話。小柄でちょっと小太りな風貌は、通訳というより、どこかの屋台で美味しいソムタムを作ってくれそうな雰囲気。日本語ペラペラ。子作りの話がいつのまにか、彼女の30代息子がなかなか結婚しなくて困るという話になっていた。どこの国でも母親の悩みは同じらしい。

トータル20分ほどで治療は終了。私が自らできることは「体重を落とす」ことであるという明朗かつ難儀な通達をいただいた。 内診の写真数枚と説明の時に先生が書いてくれたメモ書きをくれた。大事なことから忘れていく私にはありがたいお土産。 次回も見てもらいたかったので名前を聞いた。通訳さんの名前も聞いたら苦笑された。

最初の医師はピルの服用を進めてきたが、結局処方されたのはホルモン剤及び他の薬、計3種。ひとつは「Metformin」。調べると「メトルホミン」。不妊治療や糖尿病に使わているらしい。

さて、服用を始めて3日目の現在。便秘が治った。体温も上がり、とても気分がいい。 これで生理がくればもっと気持ちよくなれるはず。楽しみである。 あとは痩せればいいだけである。むはははは