バンコクのローソンで”クン”からあげを買う
この秋、一次帰国をして驚いた。夫が本場の「からあげクン」をなんと、初めて食べたという。夫の海外駐在年数の長さを思い知り、泣けてくる(嘘)。説明不要と思うが、「からあげクン」とは、ローソンの定番人気商品である。
バンコクで一番よく見かけるコンビニは、間違いなくセブンイレブンだ。ファミリーマートもある。ローソンは数年前からチラホラ見かけるようになった。 正式には『ローソン108』という。店内には日本語が多くあり、パンやスイーツなどローソンオリジナル商品も並んでいる。
もちろん「からあげクン」もある。しかしその名は、「クンからあげ」となっている。
『クン』はタイ語で『あなた』の意味。英語のMr. と同じく、名前の前に置くのが普通なので「クンからあげ」。 だけどさ、「からあげクン」はあくまでも『クン』までが名前だから、本来なら『クンからあげクン』となるべきじゃないのか、という夫との議論はつきない。
保温器に入っていると思ったが、あったまってはおらず、レジでチンしてもらう。 お味は上々。日本のより香り高い気がした。
他にも色々。
こうやってどんどんタイに暮らしている、という意識が薄れていく。 バンコクは日本人にとって、もはや外国ではない。