ピッサヌローク1泊2日旅①[概要]
ピッサヌローク県は、タイ中央よりやや北側にあるこじんまりとした都市だ。さらに車で3時間ほど北東に進むと、ルーイ県に着く。【ピーターコン祭】という仮装パレードが有名な県だ。
初めて訪れたのはその【ピーターコン祭】に行くため宿泊場所として選んだ時だ。
以来、お気に入りの街になった。
ピッサヌロークにも観光名所はあるものの、他県に比べて強烈な印象を与えるようなものは、ハッキリ言ってない。駅近くにはタイのどこにでもあるようなデパートやタラート(市場)があり、朝はお坊さんが歩道を歩き、制服姿の学生達がモタサイで通学していく。昼は日陰で野良犬が寝そべり、夜はカラスの大群が街を占拠し川沿いのレストランでは家族が食事をしている。週末には小さなナイトマーケットがある。
タイの「普通」を凝縮したような風景がどこまで行っても広がっている。
10年後も30年後もきっと同じ。時計の針は回り続けているのに何も前にすすまない。そんな感覚にさせられる。
来る度に“進化”していくバンコクとは全く違う空気感があるのだ。
2018年2月。
今回は列車で向かうことにした。(以前は夜行バスを利用)。帰りは初めて、寝台列車の切符を買った。片道約6時間の旅である。
連れは仕事で早くバンコクへ戻らねばならず、1人飛行機で戻る手配をした。
②に続く