日焼けどめが溶け落ちる

タイ中心旅行記ブログ

チェンマイのRTCバスに乗りながら考えた

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数年ぶりのチェンマイ。今回の初体験は、ピカピカの路線バスRTCだった。

バスターミナルから繁華街の中にある宿への往復、行きたい店への移動など何度も乗車。乗客はまばらで、まだまだ存在が浸透していない印象。しかしあの快適さはすぐに周知されるだろう。

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チェンマイRTC路線図(2019年1月現在)
全部で5路線。出発時刻は一応決まっているようだが、各駅に何時、というのはわからない。上地図の95番(MAYAデパート前)から110番(バスターミナル前)まで35分かかった。参考までに。
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チェンマイRTC時刻表(2019年1月現在)

乗車方法などは、こちらの方がとても詳しく書いておられた。

chiangmai43.com

以下はわたしなりのレポート。

乗り方

バス停から乗車

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バス停にはRTCの看板がある。5種類の路線の内、通過する路線番号が書いてある。 乗り降りがないと通り過ぎてしまうので、手を挙げてアピールしたほうがいい。乗り口は前側。

支払い

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支払いは前払い。どれだけ乗っても一律20B。現金の場合はドライバーへ。釣り銭がない可能性があるので事前準備が要。ラビットカードの場合は前のカード読み取りにカードをかざす。支払いが終わったら席へ。

目的地で停車

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目的地前でボタンを押せば停車してくれる。ただし、日本の路線バスのような案内放送などはない。 目的地に近づいているかどうか専用アプリ又はサイトで確認する。場所によって、バス停間が大きく離れているので、慣れるまでは確認はしっかり。 バスが停まったら車内真ん中出口から外へ。

バスのよいところ

この路線バス、多少の交渉が必要なソンテウやトゥクトゥクに比べると圧倒的に安い。少し時間がかかるし、目的地の真横に降り立つことは難しいが、交渉がうまくいかずボラれたり、全く違う場所に連れていかれることがない。 バンコクで使用しているラビットカード使えるのもいい。車内で購入・チャージ可能だがそういう人を一度も見かけなかった。バンコクでいくらかチャージしてから行くのがベター。 エアコンが効いているのもありがたい。灼熱の中歩き回ってぼんやりした頭にやさしい。 さらにフリーWi-Fi。観光客を意識しているのであろうサービスの1つ。

バスの風情はドライバー

何にしても、風情と便利の両立は難しい。ピカピカのバスにタイっぽさを感じるとすれば、やや荒っぽい運転や、ボタン押してなくても停まってくれるドライバーの人情だ。 乗車する際はいつも、ドライバーからどこへ行くのか聞かれた。 すると、そこへ行けるかどうか教えてくれる。また、降車時もドライバーが声をかけてくれる(特に外国人に気を使ってくれている印象)。渋滞にはまっている時はタイ語で何やら話しかけてくる。最新システムのバスを操るのは皆、チェンマイという地方都市出身の気の良いおじさん達だ。


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余談。帰りのバスターミナルに向かう道中もこのバスを利用した。バスターミナルが目と鼻の先という小道前で降ろしてもらった。(バス停とは違う位置だったが近道で停車してくれた)。たった10メートルかそこらの夜道に野良犬が1匹ただずんでいた。夜9時。この時間から早朝にかけての野良犬が苦手だ。しかしそこを通らないとバスに乗れない。荷物を持ったままどうしようかと立ち尽くした。そこへ地元の中年男性がバイクで通りかかった。チャンスだ。バイクをとめて犬が怖いので私に並走してくれと頼んだ。すると、男性はハハハと笑い、私の荷物をバイクの足元にのせ、私も後ろに座れという。結局バスターミナル乗り場まで連れて行ってくれた。何度もお礼をいい、いくらか渡そうとしたが断られ、あっという間にその場を離れていった。
あのおじさんは今回の旅、私のベスト・オブ・ヒーローだ。