あやさんの作ってくれたラープが最高だった
一人だとマイナス思考に陥りがちな私を、いつも元気づけてくれたのがあやさんの存在。
タイ人にも色んな方がいると思うが、我が家のあやさんはとにかく明るく元気で、口も手もよく動く方だった。 お料理も上手で、タイ料理をリクエストすると張り切って作ってくれた。
ちなみに私が一番好きなタイ料理はラープである。
帰国しても本場ぼ味が作れるようになりたかった。画像はあやさんが作ってくれたもの。 料理教室やレシピ本では砂糖を入れていたが、あやさんが使った調味料はナンプラーとマナオのみ。唐辛子は中身をぬき、一本だけみじん切り。玄米を煎ってミキサーで砕いた。パクチーの根とニンニクを潰して入れてあった。パクチーは2種類。よく見るあのパクチーと一緒に、パクチーファランが使われていた。細ネギ、紫玉ねぎをふんだんに使い、香り豊かで本当に美味しいラープだった。
タイ料理はどんどん油っぽくなっている、という話を聞いたことがある。数十年前は、カレーも麺類ももっとサラっとしていて食べ易かったと。油を使うと口当たりがよくなり誰でも美味しく感じるからだ。昔のタイ料理は今以上にハーブが効いていて、癖があったのだろう。そういう昔ながらのタイ料理がもっと食べたい。おしゃれでも健康志向でもない、そういう料理を知りたい。